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  • 白井貴子『母 TSUNAGU 未来展』大好評!

    白井貴子『母 TSUNAGU 未来展』、7月7日をもって終了いたしました。
    最後のイベントは想像をはるかにこえる来場をいただきました。

    イベントの中では、最後の大ガラスケースにつづられたメッセージを白井さんが読み上げ今回の個展を振り返ってくださいました。

    白井さんの展示を通じて多くのみなさんがそれぞれの"お母さん"に思いを馳せてくださったことがわかるとても暖かい展示でした。

    京都佛立ミュージアムとしても非常に意義深い展示開催となりました。
    白井貴子さん、展示ディレクションを行ってくださった川崎義弘先生、いつも突然のイメージ撮影を快く引き受けてくださった亀村俊二先生、ミュージアムスタッフ、ボランティアのみなさん、そして、何よりご来場くださったすべてのみなさまに感謝御礼申し上げます。

    最後の改めて開催にあたって館長のご挨拶を掲載させていただきます。

    ありがとうございました。

    京都佛立ミュージアム一同
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    「母 TSUNAGU 未来」展によせて ごあいさつ

    平成の終わりと令和の幕開け。持続不可能な世界の中で希望と不安が入り交じった時代の節目。私たちは白井貴子さんの心と活動の中に一筋の光りを見つけました。

    1月19日、私は白井貴子さんの還暦の誕生日に開催されたバースデーライブに出席させていただきました。会場に入ると、まず目に飛び込んで来たのは手作りのパネル、展示品の数々でした。3つの針箱と「ロックの女王」と呼ばれた白井貴子さんの物語。そこには、祖母、母、叔母への感謝と自身の反省、私たちへのメッセージが綴られていたのです。

    会場にはご両親もお越しになられていました。ライブの最後、お母さまのために作られた新曲『Mama』の弾き語りを聴きながら、思わず涙が溢れました。会場中が感動でいっぱいになりました。

    白井貴子さんと最初にお会いしたのは東日本大震災の支援活動中、炎天下の陸前高田でした。貴子さんは現地の方々に寄り添い、『陸前高田・松の花音頭』を制作。私たちも荒野となった陸前高田の支援に奔走していた時のことです。

    当時、私は講談社から坂本龍馬に関する本を出版した直後で、現地の方から「白井さんは歴史に通じていて、小田原藩龍馬会の名誉会員でもある」と促され、拙著を謹呈させていただきました。その後、貴子さんがナビゲーターを務めたテレビ番組にお招きいただいたり、横浜のお寺でライブを行っていただいたり、交流させていただいてきました。

    お会いするたびに、いつも貴子さんの物の見方や考え方、感性や好奇心、行動力に感動し、共感してきました。ご両親の介護にも、叔母さまの看護にも、精一杯向き合ってこられた貴子さん。歴史にも造詣が深く、草花を愛し、環境破壊を憂う活動家、地球と人の再生を願う教育者のような横顔もあります。もちろん、日本を代表する現役の女性シンガー・ソングライターであることは疑いようもありません。

    若い頃、私は白井貴子さんのファンではありませんでした。もちろん、大ヒット曲である『Chance!』『Next Gate』は知っていましたが、それらは少し先輩たちの曲でした。そういう意味では筋金入りのファンの方からすると新参者なのですが、とにかくその人間性や感性、思想や活動を拝見してすっかり大ファンになってしまったのです。『野生のマーガレット』や『LIVING』『元気になーれ』『I Follow The Sunshin 太陽を追いかけて』『涙河』などなど、今では大好きな曲がいっぱいあります。一つひとつの曲に、貴子さんの地球や自然、人間への愛、希望、メッセージが溢れています。それは本気で学び、行動してきた貴子さんだからこそ書ける曲であり、伝えられるものだと気づきました。

    悪化の一途を辿る自然界と人類、人と人との関係。今こそ私たち一人ひとりが変わらなければなりません。

    藤沢のライブ会場で拝見した白井貴子「ありがとうママ」展。是非とも京都佛立ミュージアムで拡大版として開催していただきたいとお願いし、貴子さんご本人をはじめ、多くの方々のお力添えをいただいてここに実現することが出来ました。

    母の慈愛。子の恩愛。
    「手仕事」を通じて再発見する私たちの退化や未来への希望。
    「母 TSUNAGU 未来」展
    どうか、一人でも多くの方々に貴子さんのメッセージが届きますように。
    そして、誰もが、母なる地球や愛する人との大切な関係を、より良く見つめ直すことが出来ますように。
    生きとし生けるものが幸せでありますように。

    京都佛立ミュージアム
    館長 長松清潤

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