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     京都佛立ミュージアムのブログを            

     
    ご覧の皆さま、こんにちは。 
     
    ミュージアムスタッフのあっこです。
     
     
     
    3年前の14時46分、
    未曾有の大災害が日本を襲いました。
     
    死者・行方不明者は2万人以上、
    死者の死因でもっとも多かったものは
    溺死でした。
     
    大きな揺れの後に
    沿岸部から押し寄せる波。
     
    家や田畑や大切なものを次々と巻き込んで
    真っ黒い大きな壁のようなものが
    住民たちを襲いました。
     
     
    今日であれから3年。
     
    TVや新聞をはじめとするメディアも
    さまざまな角度から報道しています。
     
    私たちはこの「東日本大震災」を
    どのように受け止め、関わっているでしょうか。
     
    対岸の火事ではありません。
     
    今もなお26万世帯の方々が避難され、
    ふるさとの復興に尽力されています。
     
    東日本大震災の際に
    福島第一原発で発生した事故は
    地球上のすべての生物に影響し、
    今や世界がその後の動向に
    注目しています。
     
     
     
    自分一人で解決できるような問題とは
    とても思えません。
     
    あまりに大きな試練に
    目を背けたくなります。
     
     
     
    現在ミュージアムで紹介している
    「ハチドリのひとしずく」というお話に出てくる
    クリキンディも、燃え盛る炎を前に、一瞬、
    ためらいを感じたかもしれません。
     
    しかし、彼は小さなくちばしで
    少しずつ水をすくっては
    山火事の中へ戻っていきました。
     
     
     
    私たち京都佛立ミュージアムで行っている
    「ハチドリのひとしずく展」は
    クリキンディのひとしずくのように
    東日本大震災という大火に対して、
    あまりに微力です。
     
    でも、あきらめてはいられません。
     
     
    一人でも多くの方に
    この展示をご覧いただき、
    少しでも前へ、前へ進めるよう
    忘れず、あきらめず、
    何とか思いが伝わるように
    動くことしかできません。
     
    ぜひ「ハチドリのひとしずく展」へ
    足をお運びください。

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