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     雨の京都。静かなミュージアム。

    昨日をもちまして「ハチドリのひとしずく展」を終了させていただきました。

    東日本大震災。

    被災地から遠く離れた京都ではありますが、延べ約2200名ほどの方々にご来館いただくことが出来ました。

    昨日も、475名の方々にご来館いただきました。

    心から感謝いたします。

    そして、この企画展は、やはりボランティアの方々、佛教大学の学生の方々、スタッフ、委員の方々のご協力があってこそ、開催することが出来ました。

    昨日も、佛教大学の学生の方々が、最後までボランティアとして参加くださっていて、感激でした。

    隔週のような講演会や復興支援イベント、煩雑な支援物品の販売作業など、大変なことが多かったはずです。

    それでも、みなさん笑顔でご奉公くださいました。

    昨夜、NHKの松丸プロデューサーにも、本当に温かいお言葉をいただき、みなさまの姿勢、重ねてきたことについて、お褒めいただきました。うれしかったですー。

    本当に、みなさま、ありがとうございました。

    ハチドリやキジのようにー。

    少しでも、被災地の現実、被災地への支援、とにもかくにも知っていただいて、何らかの行動を起こせる、そうした中継点として、お役に立てたのであれば、存在価値もあり、開催してきた意義も増し、有難いことだと思います。

    まだまだ、足りないかもしれませんが、微力ではあるが、無力ではないのだから、続けてゆきたいと思いますし、続いてゆくと信じています。

    今日は、ひっそりと静まったミュージアムで、次回企画展「ブラジルと仏教展」の最終の詰めを行っています。

    終わりなし。

    果てしなし。

    妥協なし。

    まだまだ全く目立たない、小さな小さなミュージアムのくせに、精一杯ご奉公させていただけば、この世界はよりよく変わってゆくはずだと、本気で信じていますから、ありがたいし、おめでたいです(笑)。

    ご奉公って、全部そうだと思います。

    御教歌
    〝世の中を うらむはおろか かひもなし 苦楽はおのが 報ひ也けり〟

    他人のせいにしても仕方ない。

    世の中を恨んだって、仕方ない。

    自然災害も増え続けてゆくし、考えられない事件や事故もあります。

    来年は世界大戦の終結から70年の節目を迎えるというのに、一触即発とも思える危険な兆候が見て取れます。

    本当に、恐ろしいです。

    でも、後になって嘆きたくはない。

    〝自業自得〟と言われる前に、出来ることをしなければ。

    そういう意味で、日々のご信心も、日々の菩薩行も、こうして京都佛立ミュージアムという場所をいただいて、ご奉公させていただくことも、有難いこと、意味あること、意義あることだと思います。

    世界はよりよく変わる。

    本気でそう信じること。

    ハチドリみたいに小さいミュージアムですが。

    とにかく今日は没頭しますー。

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