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- 2014.11.19水野龍氏が護持していた過去帳が展示に加わりました!
ミュージアムスタッフの現薫です。
「ブラジルと仏教展」、展示品が追加されました。なんと移民の父といわれる水野龍氏が護持されていた過去帳です。展示では「移民の父の過去帳」で紹介していますが、実物を水野龍氏の実子・水野龍三郎氏のご許可をいただいて本門佛立宗ブラジル教区のご協力で展示させていただくことができました。下記に展示説明文を掲載させていただきます。この度、「ブラジルと仏教展」の盛況をお聞きになり、水野龍氏の実子・水野龍三郎氏のご許可をいただき、本門佛立宗ブラジル教区が所蔵する過去帳をお借りして、ここに展示できることになりました。毎朝毎夕読み上げたという膨大な人物名。そこには辛苦をともにした移民の方々はもちろん、長松清風と明治天皇を結びつけた高崎正風(初代國學院長)や後藤象二郎、福沢諭吉の名前まで記載されています。彼の交友関係の幅広さに驚くとともに、ブラジル移民の背景にあった明治政府財界の動きなど、今後の研究が待たれます。』さらには、ブラジル移民実現を後押しをされた大隈重信の名前もあり、過去帳を拝見していると水野氏の息づかいを感じることができます。ブラジル移民史上でも貴重な現物資料となります。ぜひ、お運びいただいてご覧いただきたいと思います。