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  • テラコヤスコラとほんもんさんアート市を開催しました!

     ミュージアムブログをご覧の皆さんこんにちは。

    ミュージアムスタッフのあっこです。
     
    昨日の京都は昼からとても温かくなり、
    おでかけされている方が多かったです。
     
    京都佛立ミュージアムでは
    終了まで残すところ1週間をきったブラジルと仏教展の
    フィナーレを飾っていただくべく、
    文化人類学者であり、みんぱく名誉教授・吹田市立博物館の館長をされている
    中牧弘允先生にお越しいただき、テラコヤスコラにてご講演いただきました。
     
    「ブラジルの日本移民史から見た茨木日水」というタイトルの通り、
    移民の歴史と、その激動の時代を生き抜いた茨木日水上人という方について
    深く知ることができました。
     
    日水上人には3つの名前がありました。
    「友次郎」「現樹」「日水」という名前の変遷はブラジル移民史と共にあり、
    どのように日本人移民たちがブラジルと言う国で
    生き抜いてきたのかを教えてくれるものだそうです。
     
    特に面白かったのは、
    ブラジルで本門佛立宗の信仰が布教したのは
    お坊さん主体ではなく、信者さんが主体だったということです。
     
    つらく、険しい開拓の歴史の中で、
    人々は心の、民族の支柱として仏教を求めておられました。
    その信仰のスタイルこそ「生きた仏教」であり、
    形式ばかりの回向仏教や葬式仏教とは一線を画しています。
     
    ブラジルに根付いていく仏教の変遷、
    その中で求められた日水上人という方の人生、
    本当に興味深いお話ばかりでした。
     
    ミュージアム屋外ではほんもんさんアート市が同時に開催されており、
    北野天満宮で開かれていたお初天神に向かう方々などで
    とっても賑やかでした。
     
    そして何と、昨日の来館者数は759名!
    たくさんの方々にまた京都佛立ミュージアムを
    知っていただけて嬉しかったです。
     
    ブラジルと仏教展は
    2月1日までの開催となります。
     
    ぜひぜひもう一度ご覧ください。

     
     

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