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    オダネル氏写真展:米国人が見た「焦土の日本」 上京・佛立ミュージアム /京都

    毎日新聞 2015年08月07日 地方版

     終戦直後の焦土と化した日本を撮影した米従軍カメラマン、ジョー・オダネル氏(1922〜2007)の写真展「トランクの中の日本〜戦争、平和、そして佛教〜」が、京都市上京区の佛立ミュージアムで開かれている。長崎の原爆で亡くなった弟を焼き場に背負ってきた少年や、広島の原爆で焼け野原となった市街地を空撮した写真など、33点を展示している。来年1月31日まで。

     

     オダネル氏は占領軍のカメラマンとして終戦直後から広島、長崎などの被災状況を記録する任務を与えられ、7カ月間、日本各地を撮影。あまりの悲惨さに帰国後、私用カメラで撮影したフィルムを自宅に持ち帰り、トランクの中に長らく封印していた。

     半世紀近い時を経て、オダネル氏は「あの体験を語り伝えなければならない」と1990年から各地で公開していたが、95年にスミソニアン博物館で写真展を企画した際、米国内の在郷軍人の声やマスコミの論調などによって中止に追い込まれ話題になった。

     佛立ミュージアムは「彼のファインダーと心を通して映し出された70年前の日本から、戦争の悲惨さと平和の大切さを感じ取り学んでほしい」と話している。

     入場無料。平日午前10時〜午後4時、土日祝日午前10時〜午後5時。月曜休館。問い合わせは佛立ミュージアム(075・288・3344)。【岡崎英遠】

     毎日新聞8月7日(毎日新聞デジタルより転載)

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