中澤宗幸(なかざわ・むねゆき)
兵庫県の山林業を営む木材店に生まれ、木と音楽の中に育つ。
1980年、東京にアトリエを構え、ヨーロッパの歴史ある楽器商、名工との交流の中で楽器の知識を広め、修復技術等の研鑽を積む。現在まで国内外の演奏家の楽器の修理、メンテナンスの仕事に従事。
1983年、長野県上田市に中澤ホールをオープン。国内外のアーティストを迎え、コンサート、古楽器の展示、音楽祭等をプロデュース、地域の芸術文化活動の輪を広げる。
2004年、カンヌ芸術祭に新作ヴァイオリンを出品、コート・ア・デュール賞受賞。
2011年、兵庫県知事より文化功労賞受賞。
2012年、東日本大震災による瓦礫からヴァイオリンを製作。鎮魂と記憶に留める運動「千の音色でつなぐ絆」プロジェクトを展開。
著書に『いのちのヴァイオリン』『ストラディヴァリウスの真実と嘘』、『魂柱の歌』等。
中澤きみ子(なかざわ・きみこ) ヴァイオリニスト
新潟大学を卒業。ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院にて研鑽を積む。
1991年にウィーン室内管弦楽団のメンバーと「アンサンブル・ウィーン東京」を結成し、現在も活動を続けている。
2000年、文化庁芸術家海外派遣員としてオーストリア・ウィーンに留学。その後、ウィーン室内管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団などと共演。2007年にはアントルモン指揮スーパーワールドオーケストラ全国ツアーでソリストを務めた。
2011年から5回にわたり「モーツァルト+1」と題して、モーツァルトの誕生日にリサイタルを開催し、イタマール・ゴラン、アンサンブル・ウィーン東京、宮田大らと共演し、好評を博す。CDも数多くリリース。特にモーツァルトのソナタ全集(ピアノ:イェルク・デムス)及び協奏曲全集(アントルモン指揮・ウィーン室内管弦楽団)等が高い評価を受けている。また、演奏活動のかたわら、国際コンクールの審査員や、国際音楽祭の講師として招聘され、後進の指導にも高い評価を得ている。2005年から2015年まで尚美学園大学、大学院客員教授を務める。震災後、ライフワークとしてTSUNAMIヴァイオリンの演奏にも熱心に取り組んでいる。使用楽器:ストラディヴァリウス「ダ・ヴィンチ」1714年製(宗次直美氏より貸与)オフィシャルサイト
http://kimiko-vn.net/
丹内真弓(たんない・まゆみ)
東京音楽大学ピアノ科卒 ヤマハ音楽院卒。
クラシックから、ジャズ、ラテンまで幅広く網羅する、ピアニストとして活動。
作、編曲も手掛け、神奈川県民ミュージカルには10年間にわたりオリジナル曲を提供。
フィルハーモニア室内管弦楽団ピアニスト。教材用レコーディング、楽譜出版物多数。主な出版物にリットーミュージックより「ピアノ基礎トレ365日」「オケと弾くクラシックピアノ」ドレミ楽譜出版より「ラウンジピアノセレクション」ヤマハプリント楽譜にも多数掲載されている。全日本ピアノ指導者協会会員。ピアノ指導者のためのセミナーや講座、ワークショップも各地で行っている。ピティナピアノステップアドバイザー。音楽之友社「ムジカノーバ」には定期的にアレンジ掲載始まる。近年、伴奏者として、ソリストにアレンジ提供も多数行っている。