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- 2021.09.15トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~×PEACE DAY~
トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~×PEACE DAY 企画展概要
2015年、京都佛立ミュージアムは終戦70年特別展として『トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~』を開催させていただきました。この企画展は国内外で大変な反響を呼び、以降4回にわたり開催を重ねて参りました。
また、同展示に共感してくださった平和の国・サンマリノ共和国のご要望を頂戴し、2018年、2019年と二度にわたって同国にて館外展示を開催いたしました。
この写真展は、米軍兵士 ジョー・オダネル氏が撮影した終戦直後の日本と日本人、焦土と化したヒロシマ、ナガサキなどで撮られた写真を展示するものです。彼は戦争の忌まわしい記憶と共に300枚に及ぶネガをトランクの中に封印しました。しかし、戦火の絶えない世界に「あの体験を語り伝えなければならない。」と決意し、43年の時を経てトランクを開けたのでした。
『トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~』展は、厳選した約30点の写真を展示し、同時に「生きた仏教のミュージアム」として戦争と平和に関係する仏教のアイデアを紹介させていただきます。
第一回の開催時、縁あってローマ教皇に送る献上品の中に、『トランクの中の日本』の写真集と、この企画展のリーフレットを同封させていただく機会に恵まれました。これが端緒となったか定かではありませんが、2017年末 ローマ教皇フランシスコは全世界へ「焼き場に立つ少年」の写真入りカードを配布するよう命じました。教皇はカードに「戦争が生み出したもの ~亡くなった弟を背負い、火葬の順番を待つ少年。少年の悲しみは、かみしめて血のにじんだ唇に表れている」というメッセージを添え、「これを印刷して配布したいと思った。このような写真は1000の言葉よりも人の心を動かし得る。皆さんと共有したいと思ったのもそのためだ」と語っています。「焼き場に立つ少年(焼き場にて、長崎)」。
この写真の持つ力と影響力は年を重ねるごとに増してきています。混迷する世界だからこそ、この写真展が戦争の悲惨さや人間の愚かさを伝え、平和について考えるきっかけになると確信しております。
9月21日の国際平和デーを中心に、PEACE DAY財団主催『PEACE DAY WEEK』にあわせて、株式会社LIFULL本社1階スペース「LIFULL Table」を会場に「トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~」を開催させていただくこととなりました。
先の見えないコロナ禍、相次ぐ激甚災害。今だからこそ、戦争と平和、その奥に見える人間というものについて、気づかなくてはならないことがあるはずです。
サンマリノ共和国での展示を再び配列し、より鮮明に、色濃く、戦争が生み出すものを共有し、平和を祈り、より良い生き方へ踏み出せるよう、心を込めて開催させていただきます。是非お立ち寄りください。『トランクの中の日本~戦争、平和、そして仏教~』
期間 2021年9月15日(水)―9月26日(日)
時間 10時30分―17時(平日・土日祝日)
入場 無料
休館 期間中の休館はなし
会場 株式会社LIFULL本社1階 LIFULL Table
住所 〒102-0083 東京都千代田区麹町1-4-4 1階
主催 京都佛立ミュージアム
協賛 一般財団法人PEACE DAY、本門佛立宗
協力 小学館、KIMIKO O'DONNEL、大原哲夫編集室、
株式会社LIFULL、一般財団法人 100万人のクラシックライブ
一般社団法人国連平和の鐘を守る会 国連NGO(UNDGC)
概要 1.ジョーオダネル氏のご紹介
2.メイン展示『トランクの中の日本』写真展
3.仏の教えにより賠償請求権を放棄した大蔵大臣 J.R.ジャヤワルダナ
4.仏教の根本にある思想とは 釈尊
5.幕末仏教改革者 長松清風が伝えたもの
京都佛立ミュージアム http://www.hbsmuseum.jp/
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