鴛鴦(えんおう)とはオシドリのこと。この香炉は清風が晩年を過ごした麩屋町の宅(現・長松寺)、「五五の御指南の間」の床の間に飾られている。「五五の御指南」とは毎月五のつく日の午後6時より、弟子・信徒たちを集めて行われた厳しい教導のことである。